STATEMENT
岩壁音楽祭は、2025年9月の開催をもって最終回となります。
このフェスは「フェスの開催方法をオープンソースにすること」を
目的としてスタートしました。
初開催の2019年は、開催方法から具体的な収支までをnoteで公開。
コロナ禍による延期・中止も、その判断のプロセスを発信。
2回目の開催となった2022年は、来場者全員にパンフレット代わりに
運営マニュアルを配付しました。
あえて大きな協賛や公的な補助金に頼らず、
再現性のあるノウハウを集めるためインディペンデントな運営に
こだわり続けてきました。
そして2025年、まだ実施したことのない2Days開催を行い
最後の知見を集めることで、HowToマニュアルを完成させ、
プロジェクトとして解散します。
今年はチケットはすべて、店舗販売と手売にしました。
オンラインでの販売はありません。
ソーシャルメディアに流れてくるラインナップ、
アルゴリズムや他人の意見に左右されるよりも、
最終回だからこそ、フェスに行くという体験そのものにフォーカスしたい。
チケットが買えるのは各地のレコードショップ、ピザ屋、コーヒースタンドなど。
お店やそこにいる人たちに、それぞれ文化がある場所です。
チケットを手に入れるところからフェスは始まっています。
全員が手売で集まったフェスのフロアの熱量が、この時代には必要だと信じています。
それでは9月、そびえる岩壁のもとで皆さんに会えるのを楽しみにしています。
岩壁音楽祭 運営